接骨院の医療機器の特徴
≪この記事は柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師向けです≫
物理療法機器の取扱いは養成学校でのカリキュラムに組み込まれるため、接骨院の施術においても正しい使用方法、効能を理解して使用しなければなりません。そこで今回は、知っているようで実は知らなかった「医療機器の特徴」を紹介します。
物理療法機器の代表的なものに、低周波治療器、中周波治療器、高周波治療器、干渉波治療器、微弱電流治療器、超音波治療器、温熱(ホットパック)治療器、マイクロ波治療器等、多くの機器があります。今回は代表的な機器をご紹介いたします。
低周波治療器(1Hz~999Hz)
適応部位:手・腕・足などの規格的皮膚表面から浅い部分の痛み
中周波治療器(1000Hz~9999Hz)
適応部位:肩・腰・背中・膝・脚など中層部の深さに対する疼痛除去
高周波治療器(10000Hz~)
適応部位:坐骨神経痛などの深層部・筋組織に対するアプローチ
微弱電流治療器
特徴:痛みを伴う破壊された組織を素早く修復する効果がある。急性なスポーツ外傷、筋肉疲労などに短時間で効果を発揮できる
超音波治療器
特徴:短時間でターゲットポイントに熱エネルギーを伝達することができる。機種の周波数で狙うべき深さが違ってくる
赤外線治療器
近赤外線:皮膚の表層部で熱が発生する
遠赤外線:皮膚の深層部まで熱を届けることができる
治療器の生体作用
このように物療機器の取扱い、原理を正しく理解して患部へアプローチをすれば必ず治療のパフォーマンスの向上につながります。そして患者さんより高い満足度が得られます。