【報告】R7/3/9 R6年度 カイロ&オステ研究会(後期)
包括的手技療法 ~組織別手技療法の特徴~
第5回目テーマ:坐骨神経症状に対する包括的手技療法
講師:倉津弘一
日付:令和7年3月9日(日) 時間:10:00~13:00
場所:全柔協会館2階
今年度最後の講義は、坐骨神経症状に対する包括的手技療法についての内容でした。
座学では、「患者がヘルニアや狭窄症といった病名で来所して来ても、坐骨神経痛となった原因がどこにあるのか鑑別できるようにならないといけない」とお話がありました。
実際に腰椎ヘルニアから坐骨神経痛を患ったことのある受講者にご協力いただき、どこに原因があるのか打腱器や徒手検査にて説明した後、資料にて腰部の内部・末梢神経・筋膜による癒着と原因を分類に分けて説明されました。
その後、受講者は2人1組で交代しながら1時間ほど実技を行いました。
腰部が原因の坐骨神経痛では腰痛の動きをつけるテクニックを、末梢神経が原因の坐骨神経痛では末梢神経周囲のファシアのリリースを、筋膜が原因の坐骨神経痛では筋膜リリースをと、実際の施術を想定しながら症状に合わせた手技療法を練習していました。
講師は各ベットを頻繁に回り、受講者とコミュニケーションを取りながら1人1人丁寧に説明されていました。
シリーズ最後の講習であったこともあり、受講者から積極的に質問したり少しでも多くの技術を学ぼうと励む姿も見え、和気あいあいとした雰囲気の講習会となりました。