【報告】R7/2/9 R6年度 カイロ&オステ研究会(後期)
包括的手技療法 ~組織別手技療法の特徴~
第4回目テーマ:頚の症状に対する安全な手技療法
講師:倉津弘一
日付:令和7年2月9日(日) 時間:10:00~13:00
場所:全柔協会館2階
第4回目は、「安全・安心の頸部テクニック」について、まずは頸部の代表的な症例の紹介から始まりました。
「首の痛みを主症状か主症状でないかに分類する際、痛みの原因を究明した上での改善法を提示していくことが大切である。」とお話されました。
また、首に対して苦手意識がある方のために、安心安全に行えるテクニックとして「倉津流ネック・ファシリテート・テクニック」の紹介がありました。
実技では、まず筋硬結についての説明があり、その後受講者同士がペアとなって実際に筋硬結をほぐす手技を行いました。
優しい力で首の後ろあたりをほぐす施術方法で、体験した受講者からは「これだけなのに全然違う。」「強い力が必要なわけでないのにとても楽になった。」と驚きの声がたくさん聞こえたのが印象的でした。
その後テクニックの紹介があり再び実技へと入りました。
コツを掴むのが難しい受講者が多くおられましたが、講師は全てのベッドを周り声をかけ、構造の解説を交えながらアドバイスをされていました。
講義中はより多くの知識を吸収しようと受講者からたくさん質問が飛び交い、講師もホワイトボードや人体模型を使用してわかりやすく説明されていました。講師と受講者の距離が近く、とても良い雰囲気の講習会となりました。