接骨院の集患 クロスメディア戦略の始め方~ステップ1~
目次
クロスメディア戦略 何から始めたらいい?
安定した集患を行うには、いくつかの広告ツールを組み合わせて宣伝活動をする「クロスメディア戦略」が有効です。
しかし、どの広告ツールを組み合わせたらいいかわからない方も多いのでは。
そこで、効果的なクロスメディア戦略の進め方をご紹介します。
クロスメディア戦略の流れ
宣伝広告活動の成果を出すには順番が大切です。1つひとつ順番に進めれば効果が出ます。
ステップ1
ホームページとチラシで新患を獲得する戦略
ステップ2
ホームページと紹介カードで紹介を促し、新患を獲得する戦略
ステップ3
ホームページとリーフレット・はがきDM・回数券などの紙媒体でリピーターを獲得する戦略
ステップ4
SNSやポータルサイトを利用して、接骨院の公式ホームページのアクセス数を増やす戦略
ステップ1 新患獲得! 「チラシとホームページ」
まず最初に必ず行ってほしい広告ツールの組み合わせは、新患獲得のための「チラシとホームページ」。
新患が少ないのは地域住人からの認知度が低いことが大きな原因です。チラシを定期的に配布して地域住人からの認知度を上げましょう。
チラシで認知度を上げて「接骨院名でインターネット検索」してもらい、来院へつなげるという動線づくりをします。
1.ホームページ
接骨院のホームページはお持ちですか?
まだないのであれば、公式ホームページの作成から始めてほしいところですが、完成までに時間がかかるので、まずは今すぐにできるWEB上の広告ツールを作成しましょう。
同時進行で公式ホームページを作成するのがオススメです。
Googleマイビジネス
無料で登録できて効果的!
Googleが提供している「Googleマイビジネス」というサービスに登録すると、Googleの検索結果やGoogleマップに自分の接骨院の公式情報が表示されるようになります。検索エンジンシェアが75%近く占めているGoogle。Googleマイビジネスに登録するのとしないのとでは集患に大きな差が出てきます。
特に、公式ホームページを持っている接骨院は必ずURLの登録を!
Googleマイビジネスに登録しないと「ネット上にホームページが存在しないのと同じ」といっても過言ではありません。
「Googleマイビジネス」の登録については↓↓↓
おてがるホームページ
全柔協のサービスである「おてがるホームページ」は、月間15,000以上のアクセスがある接骨院検索サイト「接骨院ネットワーク」内の1ページなので、患者さんに閲覧してもらいやすいという特徴があります。
また、スマホ対応でSEOに強いので上位表示されやすい!
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2.チラシ
チラシ配布には「接骨院の認知度を上げ」「潜在患者数を増やす」という大きな役割があります。
接骨院の認知度が上がれば、接骨院名でインターネット検索してもらえるので来院につながりやすくなります。
全柔協推奨の配布目安
頻度 毎週200~300枚以上(800~1200枚以上/月)
期間 最低6カ月~新患が15人になるまで続ける
新患には来院のキッカケの統計をとる
新患が来院したら、必ず接骨院をどのように知って来院してくれたのか統計を取りましょう。
統計の取り方は、問診票の一部に「当院をどのようにしてお知りになりましたか?」という項目を追加したり、問診時に口頭で確認したりする方法があります。
接骨院を知ったキッカケから来院までの経緯をヒアリング
来院のキッカケを聞いて患者さんが「ホームページを見ました」と答えたとしても、ホームページを見るきっかけが別にあることがあります。
例えば、「近所に住んでいて接骨院のことを前から知っており、チラシも見たことがある。また、知り合いがその接骨院に通っていて度々話を聞いていた。さらにケガをして接骨院を選ぶ際にホームページを見て来院を決めた」場合、この患者さんが接骨院に来院するまでに、①看板 ②チラシ ③口コミ ④ホームページという4つの広告媒体の組み合わせが成功したということになります。
統計を取る際は問診票の質問項目に追加し、問診時に「接骨院のチラシを見たことがありますか」など、他の広告媒体を見たことがあるかも確認し、接骨院を知ったキッカケから来院までの経緯を細かくヒアリングすることで、どの広告媒体を使った組み合わせの効果が出ているのか知ることができます。
効果を確認してモチベーションアップ!
来院のキッカケをヒアリングすることでクロスメディア戦略の効果が出ていることがわかると、自身の集患に対するモチベーションアップにつながります。
またクロスメディア戦略の効果は、時期や地域、ターゲット層などにより異なります。自院が行っているどの広告ツールの組み合わせがどのくらいの効果を出しているか知ることで、どの広告ツールに比重を置くかをその都度調整することができます。
成功の秘訣は続けること!
チラシを配布してから来院するまで時間がかかります。チラシを配布してもすぐに新患が増えにくいので効果がないと思われがちですが、「配布後3カ月や半年後に来院してくれた」という話は一般的です。「1回やってみて効果がなかったから」と止めるのではなく、配布し続けることが重要です。
単純接触効果で選ばれる接骨院へ
「単純接触効果」とは、人は繰り返し接触したヒトやモノに対して、好感を持つようになるという心理現象のことです。
対象となる物や人物と触れ合う時間は短くても、回数を重ねれば十分に効果が現れるという特徴をもっているため、いかに接触回数を増やせるかが重要です。
患者さんは「名前も聞いたことがない接骨院」と「名前を知っている接骨院」があれば、より親しみがある「名前を知っている接骨院」を選びます。
何度もチラシを配布することで地域の方に接骨院名を知ってもらい、接骨院への好感度がある程度高くなると詳しい情報を知るためにホームページを見てくれるようになります。
知っているだけではダメ! 行動して成果につなげる
「知っているけど行動できていない」という接骨院と「すでにいくつかの広告ツールを組み合わせて宣伝活動している」という接骨院では、成果が大きく違ってきているはずです。
情報を「知っている」だけでは何の成果にもつながりません。知っている情報を活かして「行動する」ことで成果につながります。
どれだけ行動できているかチェック!
ステップ1 チェックシート
- 「Googleマイビジネス」へ登録
- おてがるホームページ作成
- 公式ホームページ作成
- チラシを毎月1,000部配布
- 来院動機を問診票に追加
- 来院動機を問診時にヒアリング
次は紹介カードを用いた新患を獲得する戦略です
チラシとホームページの戦略を3カ月程度続けてリズムをつかんできた段階で、次のステップへ進みましょう。