現在、1日、1カ月のなかで新規患者獲得のために、何か行っていることはありますか?
集患に時間と労力とお金をかけているものはありますか?
接骨院の経営費の内訳をみてみると、毎月の「広告費」が5,000円以下といったような、広告費にお金をかけていないところが多いことがわかります。
新患獲得のために「時間」と「広告費」を使う理由と適正な広告費について説明します。
新患獲得のために「時間」と「広告費」を使う
接骨院開業当初は、広告費にお金をかけるのは厳しいかもしれません。しかし、それをせずにいると新患は増えません。
新患を多く獲得するためには、予算の時点で新患獲得にかける時間・広告費をしっかりと確保することが重要です。
開業時は、高額な医療機器や内装にかける費用を抑え、まずは接骨院の経営を軌道にのせることに専念しましょう。
この先行投資は、後々必ずいきてくるはずです。
まずは接骨院を知ってもらい、新患を多く獲得できるように努めましょう。
接骨院を開業された後も、月々の予算に広告費を組み込み、毎日の中に新規獲得にかける時間を確保しましょう。
目安として、最低でも家賃+広告費=20万円以上、1日15分以上かけること!
接骨院の院長は施術者であり経営者なので、施術だけしていてはうまくいきません。
経営者は新患獲得のための行動をすることが大切です。
毎日5分でも、10分でも新患獲得のために時間をかける
朝の時間、休憩時間、閉院後、就寝前などに、接骨院の経営者として何をしていますか?
1日5分でも、10分でも新患獲得のために時間をかけることをオススメします!
例えば、
・ブログ、SNSを更新する
・ホームページやエキテンページ、公式LINEを作る
・googleマップに登録する
・院内ポップを作る
・紹介カードを作る
・チラシを作る、チラシを配りにいく
・院内パンフレットを作る
★チラシ配布のポイント
新患月15人以上になるまでは毎週300~1000枚配布すること!(同じ地域に3回はまく)
など、患者さんを集めるための時間を持つ習慣をつけましょう。
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地域への広告宣伝活動が必須
口コミからの来院を待つだけではなく、ホームページやブログ記事を作成したり、チラシを近隣にポスティングしたり、新聞折り込みをするなどトータルに広告展開することで、地域での接骨院の認知度を高めていくことができます。
接骨院があることをまずは知ってもらい、患者さんに選んでもらう必要があります。
新患が月30人以上来ている接骨院は、時間とお金と労力を使っています。つまり、新患が少ない(月15人以下)ところは、まだ行動できることがあるはずです。
お金がかけられない場合は、無料のブログやHPサービス、エキテンの無料会員もあります。
広告規制があっても、HPやブログ、院内掲示、院内パンフレットは広告規制の対象外です。
また、広告規制を守ったチラシを作成し配布すればいいのです。
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接骨院の売上とは?
接骨院の売上は、以下の3つの数字を掛け合わせることで決まります。
1.患者数(レセプト枚数)
2.患者さん一人当たりの平均単価(1回あたりの来院で入る額)
3.1カ月に患者さんが来院する平均回数
売上=患者数×平均単価×平均来院回数
月の売上が
100人(患者数)×1,500円(平均単価)×4回(平均来院回数)=60万円だった場合、
3つの数字が10%ずつ増えることで売上は
110人×1,650円×4.4回=798,600円となり、33%増えることになります。
つまり、患者数か、単価か、来院回数のいずれかまたはその全部を増やすことで、売上が上がるということです。
適正な広告費用とは?
広告費を出せば、新しい患者さんを集めることができます。しかし、広告費を使いたくない方、どのくらい広告費をかければいいかわからない方がいるのも事実です。
たとえば、患者さんを1人獲得するのに、広告費が5,000円かかるのに、初検時の売上が3,000円であれば、-2,000円となります。この場合、多くの先生方は「広告をやめたほうがいい」と考えます。
患者さん1人当たり平均の施術料金の合計は、「平均単価×来院平均回数」です。
ここで1年間にどれだけ通うのかを考えてみると、平均単価が2,000円、1年の来院平均回数は10回だとします。
すると、1年間の1人当たりの売上は20,000円です。
もう一度、先ほどの広告費について考えてみましょう。
1人新規の患者さんを獲得するのに5,000円かかるけれど、1年間に平均1人当たり20,000円の施術費が入ります。
つまり、15,000円のプラスとなります。
いかがでしょうか。広告費をかけないこと、広告をやめることが適切でしょうか。
多くの場合、1年間を通して考えてみた結果、初検時はマイナスでも、適切に広告を活用することで売上と利益を伸ばすことができるのです。もちろん、接骨院によって利益率が異なるため、上記のような場合でも、広告をやめることが適切な場合もあります。
そして、この広告費の判断基準が適切になれば、他の接骨院が出すのに躊躇してしまう広告費を、根拠を持って必要経費として使うことができます。
一度、院の売上の内訳【患者数、平均単価、平均来院回数】がどうなっているかを把握してみましょう。
その上で、これから毎日毎月どのように「時間」と「広告費」を使うのか考えてみては。
まとめ
・接骨院の院長は施術者であり経営者なので、新患獲得のための行動をすることが大切です。
・月々の予算に広告費を組み込み、毎日の中に新規獲得にかける習慣をつけましょう。
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