全国柔整鍼灸協同組合

「整骨院」従来通り使用可に

令和6年7月12日(金)、柔整・あはき広告に関する検討会(第11回)が開催され、従来より審議が続いていた以下の2点について協議がなされました。
議案は
①「整骨院」の名称使用について
②広告ガイドラインの作成について

使用不可の方針から一転「使用可」で最終合意

 「整骨院」の名称使用について、一時は「継続は当面使用可、新規・移転は使用不可」で広告ガイドラインに掲載ということでまとまっていましたが、前回(第10回)の検討会で業界側より再度見直してほしい旨の提案があり、今回の再審議となりました。
 この背景には、全柔協を中心とした存続署名活動と提出に、行政が動かざるをえなくなったことも要因としてあります。また「整骨院」名称を柔整有資格者が使用できなくなると、無資格者が整骨院を使用することが可能となり、従来からある整骨院と見分けがつかなくなるなど社会に混乱をきたす懸念も指摘されてきました。
 今回の検討会でも様々な意見が交わされましたが、結局結論は出ずに座長一任となり、ガイドラインにこの件は掲載せず、中長期的に検討課題とすることで終了し、「整骨院」という名称はこれまで通り使用できることになりました

 なお広告ガイドラインについては、検討会で最終合意された案に基づいて、これから調整に入り、発出される予定です。6年間にわたる検討会も、これでようやく決着を見ることとなりました。
「整骨院」の名称存続の署名活動にご協力いただきました皆様におかれましては、深くお礼申し上げます。

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