接骨院開業時、多くの費用がかかるのが内装・外装の施工費用です。開業するほとんどの方が施工業者と取引するのは初めてです。
そこで施工業者を選定し、施工依頼するタイミングや工事費用についてご紹介します。特に押さえておきたいのは「開業日の3カ月前がポイント」であることです。
開業は3カ月で集中的に計画を実行すること
接骨院の開業スケジュールは、まずテナント探し、施工依頼と進みます。
これらのスケジュールで予め開業物件(自宅等)が決まっている方はじっくり施工業者を選定できますが、テナント探し・金融機関からの融資・施工依頼を同時に行う場合は、3カ月で集中的に計画を実行することが重要になります。
なぜなら、例えば接骨院を開業する半年前から物件を契約して「空家賃」を支払える経済的な余裕がある方はほとんどいないからです。
施工業者からみた理想的な施工スケジュール
テナント探し ⇒テナント決定 ⇒施工業者の選定(各社に見積もり)
開業の3カ月前:施工業者決定 ⇒施工業者(内装設計・調査) ⇒納期協議 ⇒契約 ⇒工事費の一部の入金 ⇒工事着手 ⇒工事期間約30日 ⇒完成 ⇒引渡し ⇒開業までの準備 ⇒開業
工事費用について
概算として坪単価で算出するのが建築業界の習わしです。
一概にはいえませんが坪単価約12~25万円で、工事にかかる費用を大別すると以下のようになります。
- 〇大工・造作工事
- 〇電気工事
- 〇空調工事
- 〇水道設備工事
- 〇内装仕上げ工事
- 〇看板工事
- 〇サッシ工事
どの工事項目が多くなるかによって費用は変わります。テナントを本契約する前に専門業者に相談するのがよいでしょう。
多くの費用をかける内外装工事には、しっかりした業者を選定したいものです。ポイントは適切な見積り・確実な施工スケジュールの提示のある業者を選ぶことです。
セラピ(株)では、内装や外装に取り掛かる前に、保健所の構造基準や医療機器で必要となる電圧や配線についてアドバイスしています。